たもろぐ

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眠れないなら寝なければいい?不眠症改善の意外な方法とは

こんにちは、たもです。

 

常に仕事のパフォーマンスを高く維持できるに越したことはないですが、日中眠かったり、最近いまいち寝れてなくてパフォーマンスが上がらないんだ、と思うことはありませんか?

眠い状態でソフトにバグを仕込み、お客さんに怒られ、さらにストレス抱えて眠れない・・・なんて状況は避けたいものです。

 

不眠は長引くと、集中力や意欲の低下、果ては抑うつなんかを引き起こしたりするので、注意が必要です。

症状がひどい場合は、医師の診察を受けた方がいいのはもちろんですが、そうなる前に早い段階で対処できるのが望ましいです。

 

というわけで、今回は不眠症改善に効果がある2つの方法を、自身の経験も交えてお伝えしようかと。お薬は使わない方向で。

 

 

眠れないならベッドを離れろ!刺激制限療法

一つ目の方法は、刺激制限療法です。

2011年のアリゾナ大学の調査において、数ある快眠法の中でもトップに選ばれた手法です。*1

 

以下、刺激制限療法の具体的なステップです。*2

 

  1. 眠くなったときにのみ、ベッドに入る
  2. ベッドを睡眠以外の目的に使わない。ベッドでの読書、テレビ、間食、スマホはNG
  3. 眠れなければ、寝室を出て別の部屋に行き、眠くなるまでそこにとどまる。眠くなったら、ベッドに戻る
    (個人的には、15分寝つけなければ、ベッドを出て本を読んだりしてます。スマホはNG。)
  4. やはり眠れなければ、夜通し3を繰り返す
  5. 眠れてなくても、朝起きる時間は必ず一定にする
  6. 日中、昼寝はしない

 

刺激制限療法は認知行動療法(物事のとらえ方を変える精神療法)の一種で、上記のステップをやることで「ベッド=眠れる場所」という思考を頭に叩き込み、眠れるようになるわけです。

 

個人的に、この手法を使ってからは、ベッドの中で「眠らなければ!」と思ってかえって緊張し、眠れなくてつらい思いをすることは格段に減りました。

そのおかげもあってか、その日あまり眠れなくても、翌日は寝不足もあってよく寝れることも増えましたね。

 

 

あえて睡眠時間を短く!睡眠制限療法

もう1つの方法が、睡眠制限療法です。

モナシュ大学の調査で、その有効性が話題になった手法です。*3

 

睡眠制限療法の具体的なステップは、次の通りです。*4

 

  1. まず2週間の平均睡眠時間(ベッドにいる時間ではなく、実際に眠れた時間)を把握する。睡眠時間は、睡眠計測アプリや、Oura ringのようなガジェットを使って計ることができます
  2. ベッドにいる時間を、睡眠時間+15分になるようにする。例えば、普段朝6時に起きていて、平均睡眠時間が5時間15分の人は、0時30分にベッドに入ればOK
    ※ベッドにいる時間が5時間を切る場合は、5時間に設定する
  3. 起きる時間、寝る時間を一定にする生活を続ける。この間も睡眠時間は計っておく。
  4. 日中に昼寝をしない
  5. 5日間にわたり、ベッドにいる時間の90%の時間眠れたら、ベッドにいる時間を15分増やす。

 

こちらの手法も認知行動療法の1種で、刺激制限療法と同様、ベッドの上で眠れない時間を減らすことで、「ベッド=眠れる場所」という考えを持つようにするのが狙いのようです。

 

まとめ

以上、不眠症改善の方法2つ紹介しました。

私も最近不眠症気味だったので、刺激制限療法を使って「ベッド=眠れない場所」という考えを持たないように気をつけています。

皆さんもしっかり眠れるようになって、健康的に仕事を続けてくださいませ。

 

それでは。